フキハラと、その対処法

〇〇の対処法

フキハラ(不機嫌ハラスメント)という言葉を、数年前から耳にするようになりました。

皆さんも、一度は耳にされたことがあると思います。

これには明確な提唱者や定義はありませんが、モラルハラスメントの一種であり、不機嫌な態度や言動を通じて、他人に不快感や精神的な苦痛を与える行為を指すと言われています。

具体的には、以下のような行為があげられます。

・話しかけても無視をする。

・ため息をつく。

・舌打ちをする。

・大きな物音を立てる。

・ろこつに嫌な顔をする。

・不機嫌な態度を、周囲にまき散らす。

・特定の相手にだけ、冷たい態度をとる。

こうしてみるとフキハラという行為は、日常生活の様々な場面で見受けられそうですし、このような行為を受けると、精神的な苦痛を感じてしまう人がいることも十分にうなずけます。

できれば、フキハラをされたくありませんし、フキハラをしてしまうことも避けたいものです。

しかし、フキハラには明確な攻撃性がないため周囲に気付かれにくく、フキハラを行っている側も無自覚で行っている場合が多いという特徴があります。

フキハラは、どのような影響を与えるのでしょう。

それでは、フキハラは、周りの人達にどのような影響を与えるのでしょう。

・フキハラを受けることで精神的をストレスがかかりますし、繰り返しこのような行為を受けてしまうと、精神的に大きなダメージを受けてしまいます。

・フキハラを行う人がいると、周りの雰囲気が悪化してしまいます。

・当然、人間関係もギクシャクしてしまいます。

このように、フキハラは周りの雰囲気を悪化させてしまいますし、フキハラを受けることで、周囲の人達にも大きなストレスがかかってしまいます。

フキハラには、どのように対処したら良いでしょう。

それでは、フキハラにはどのように対処していけば良いのでしょう。

①フキハラを行っている相手と、冷静に話し合いましょう。
フキハラ行為をしている側は無自覚な場合が多いので、その人のどのような行為が良くないのか、じっくりと話し合う必要があります。

この場合は、複数人で対応したり、感情的にならずに冷静に話し合ったりすることが大切です。

もっとも、話し合いの場を設けたとしてもフキハラは改善されないかもしれませんが、それでも根気よく話し合いの場を設けていくことが大切です。

また、職場などの場合は、ハラスメントの相談窓口で話を聞いてもらうという対処法も考えられます。

②フキハラの影響を受けないように、適度な距離を保ったり、スルーしたりしましょう。
精神的な健康を保つためには、フキハラの影響を受けないことが大切です。

具体的には、フキハラ行為を行っている人から離れたり、スルーしたりするということになります。

とは言え、距離をとることが難しい場合も、ありますよね。

そのような場合に、試してほしいのが、スルーする力です。

③スルーする能力は、自分を守る上でとても大切です。

以下のようなスキルを積み重ねていくことで、スルーする力が高まっていきます。

・他人の意見に左右されないように、自分自身の軸となるような価値観をもつようにします。

・自分の長所や得意なことに意識を向けて、自己肯定感を高めていきます。

・人の態度や言葉をうのみにすることなく、相手の言動を客観的に評価するようにします。

・相手の言葉に必要以上に反応しないで、意識的に聞き流す練習をします。

・心の中で、相手の態度や言葉を軽く受け流すイメージをもつように練習します。

このようなスキルは、日々の生活の中で意識的に試したり練習したりすることで、高めていくことができます。

すると、相手のフキハラ行為をスルーすることができるようになるため、心がダメージを受けにくくなります。

いかがでしたでしょうか。

今回は、モラルハラスメントの一種であるフキハラ(不機嫌ハラスメント)について、考えてみました。

フキハラの影響をなるべく受けないようにすることは、自分自身の心を守るうえで、とても重要です。

ぜひ、それぞれのやり方で良いので、フキハラに対する対処法を身に付けていきたいものですね。

また、同時に、自分はフキハラを行っていないか、折に触れて振り返ってみることも大切ですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。