「これからの時代を自分らしく、しなやかに生きるための10の力」

生活に役立つ心理学

最近、私は「これからの時代をどう生きていけばいいんだろう?」と考えることが増えました。

変化が激しく、先が読めず、何が正解なのかも分からず、人とのつながりも見えにくくなってきた今。

私たちには、「自分らしく、しなやかに生きていくための力」が、ますます求められているような気がします。

そこで、このシリーズでは、「これからの時代を自分らしく、しなやかに生きるための10の力」と題して、一つひとつのテーマを、日々の生活や心の動きに寄り添いながら綴っていきたいと思います。

シリーズの最初に取り上げるテーマは、「自己を理解する力」です。

自己理解を深めていくことが、他の全ての力を育てる土台となると考えます。
自分は何を望んでいて、どんな価値観や強みをもっているのかを理解することで、自分らしく生きるための自信と方向性が見えてきます。


それでは、「これからの時代を自分らしく、しなやかに生きるための10の力」の最初の力である「自己を理解する力」について、考えていきましょう。

「これからの時代を自分らしく、しなやかに生きるための1つ目の力」ー「自己を理解する力」

未来が見えにくく、正解が分からない今の時代。
こんな時代を生きていると、何を信じていけば良いのか、分からなくなってきます。
毎日が不安でたまらなくなってくることも、あるでしょう。

自らの人生をより充実させていきたい、幸せな人生を歩んでいきたいと、誰もが思いますよね。

しかし、現実は自分が思っているようには、進んでくれません。

自分自身の体調や健康のこと、仕事や家族のこと、職場や学校などでの人間関係…。
考えなければならない不安な要素は、いつくもありますよね。

このような、人生においてふりかかってくる様々な課題や問題に対して、私たちはどのような選択や決断をしていけば、良いのでしょうか。

そして、自分で決めたことに対しても、「果たして、これで正解だったのかな」と自信がもてないことも、きっとあると思います。
そんなときに役立つのが、実は『自己理解力』なのです。

自己理解力とは、自分のことを深く理解する力です。

自己理解とは何でしょうか?
それは、自分自身の感情や思考、価値観、強み、弱みなどを、深く理解することです。

自己理解が進んでいくと、人生で生じる様々な課題や問題に対して何を選択していけば良いのかという選択の悩みや、人間関係の悩みを、軽減していくことができます。

心理学でも、自己理解力が高まると、ストレスが減り、ポジティブな思考が促進されることが分かっています。

自己理解を深めることで私たちは、この不確実で正解の分からない時代を、自分らしく、しなやかに生きていくことができるのです。

自己理解を深めるために、できることがあります。

それでは、自己理解を深めるために、私たちにはどんなことが出来るのでしょうか。
具体的に述べていきたいと思います。

①1日の終わりに、ジャーナリングをしてみましょう。
最近、ジャーナリングという言葉を耳にする機会が増えました。
ジャーナリングとは、頭に浮かんだことや考えていることを、ありのままに書き出すことを言います。
「書く瞑想」とも言われています。


ジャーナリングをすることで、頭の中にある漠然とした思考や感情を言語化することができ、思考や感情を客観的に眺めることができます。

また、普段はなかなか言葉にできないネガティブな感情や、溜まっているストレスを吐き出すことで、感情が解放されて、心が軽くなるという効果も期待できます。


そして、ここからが自己理解の深化へと、つながっていきます。

書き出した内容をじっくりと振り返ることで、自分が大切にしたい価値観や感じ方の傾向性、考え方の癖などに、気付きやすくなっていくのです。


また、自分はどういう状況に強く反応しやすいのかも、分かってきます。


こんな感じで書いていきます。

同僚に話しかけてもそっけない返事だったので、モヤモヤした気持ちになったな。
→自分が避けられていると感じて不安になったけど、たまたま忙しかっただけかもしれない。相手の反応を、自分の価値観と結び付け過ぎているかも。


●友人とランチをして楽しかったけど、後で上司に言われた言葉で傷付いたな。
→今日もよく頑張ったよ。気持ちの波があるのは自然なことだよ。


●なんであの人は、私に嫌味ばっかり言うのかな。本当にうんざりするよ。私の何がいけないんだろう。
→でも、いちいち気にしていても仕方ない。私は私のやるべきことを、しっかりとやるだけさ。今日はもう、このことは忘れて、好きな音楽でも聴いてリラックスしよう。


●今日、会社の先輩が、私のミスをさりげなくフォローしてくれた。感謝しかないよ。もしあのとき先輩が助けてくれなかったら、もっと大変なことになっていたかもしれないね。
→いつも、周りのことを気遣ってくれる優しい先輩だな。私もいつか、先輩のように周りの人をサポートできるような人になりたいな。


②自分年表を作ってみましょう。
これまでの人生をじっくりと振り返ることで、自身の価値観や強みなどを見付ける手がかりとなります。

記憶が残っている小学生の頃から現在までの人生を3年~5年刻みくらいで振り返り、以下のように書き出していきます。
実際は、もっと細かく書いてみると良いですね。

●中学時代
・部活で3年間、キャプテンをつとめた。
→責任感が身に付いた。


受験勉強に一生懸命に取り組んだ。
→希望の高校に合格することができたし、勉強の習慣が身に付いた。


●高校時代
・クラシックギター部に入って、皆で演奏を楽しんだ。
→今でも続けているギター演奏という趣味の始まりだったし、音楽が、より好きになった。


進路で悩んだけれど、自分で決めることができた。
→自分で決めることの大切さを知った。


●社会人初期
・大きな失敗を経験した。
→失敗は成長につながるという価値観が、自分の中で生まれた。


自分年表を作っていく中で、このように、過去の様々な経験を思い出し、自分の価値観や強みなどが見えてくることがあります。
一度、じっくりと取り組んでみたいワークですね。

③自分の取扱説明書を作ってみましょう。
このワークに取り組むことで、自分の性格や行動パターンなどを、客観的に把握することができます。

以下のような項目を元にして、自分自身を第三者の目線で説明していきます。

◆好きなこと
・1人で色々なことを考えたり、アイデアを生み出したりすることが好き。
・クラシック音楽を聴いたり、ギターを演奏することが好き。
・自然の中をドライブすることが好き。


◆苦手なこと
・急な予定変更が苦手。

・人前で、即興で話すことが苦手。
・大勢の前で話すことが苦手。
・大きな音が苦手。


◆私の長所
・物事を地道に続ける力がある。
・人の気持ちに敏感で、そっと寄り添える。


◆私の短所
・考えすぎてしまい、行動が遅れることがある。

◆頼まれごとを断れないとき
・相手の期待に応えたいという気持ちが強すぎると、断りづらくなる。


◆落ち込みやすいとき
・自分の意見を否定されたとき。
・自分の気持ちを分かってもらえなかったとき。


◆落ち込みのサイン
・SNSを見過ぎている。
・音に敏感になっている。
・頭が痛くなってくる。


◆気持ちが立ち直るとき
・ノートに気持ちを書いているとき。
・信頼している人に、話を聞いてもらえたとき。
・自然の中で、ゆったりと過ごしているとき。


◆こうされると傷付きます。
・無視されること。
・考えを否定されること。

・感情を軽く扱われること。

◆こういうときは、黙ります。
・意見を言っても、否定されたとき。


◆自分を元気にしてくれる人
・否定せずに、話を聞いてくれる人。


◆モチベーションが上がる言葉
・どうもありがとう。助かったよ。
・あなたらしくて、良いと思うよ。


◆モチベーションが下がる言葉
・そんなの、誰でもできるよ。


◆朝の自分
・頭がぼーっとしているので、たくさん話しかけられると混乱します。
・コーヒーを飲むと頭が働くようになります。


◆自分へのご褒美
・本屋に立ち寄ること。
・アイスを買うこと。


◆調子がいいときの自分
・冗談をよく言う。
・人に親切になっている。
・計画通りに進んでいる。


◆思考の癖
・何かあるとまず、「自分のせいかも?」と考えがちです。


◆気分が沈んでいるときの兆し
・家事が面倒になる。
・大好きな音楽を聴かなくなる。


◆回復のスイッチ
・お気に入りのドラマや映画を観ること。
・ストレッチをすること。

・湯船にゆっくりと浸かること。

◆大切にしたい価値観
・誠実さ、思いやり、共感力、努力
ねぎらい、今を大切に、勇気、挑戦

どうでしょうか。
こうしてみると、いくらでも項目を考えることができそうですね。

「自分の取扱説明書」を書いて、自分の性格、思考や行動のパターンなどを、再発見してみましょう。

そして、完成した「自分の取扱説明書」の内容を家族や友人などに伝えることができれば、自分のことを相手により深く理解してもらうことにもつながりますね。


④「好き/嫌いリスト」を書いてみましょう。
このワークに取り組むことで、自分の価値観や興味の方向性を、言語化することができます。
以下のような感じで、紙やノートに、「好きなもの」「嫌いなもの」を思いつくままに書き出してみましょう。


◆好きなもの
・静かなカフェ、本屋さん、図書館、日差しの入る部屋、公園

・読書をすること、音楽を聴くこと、ギターを演奏すること、ドラマや映画を観ること、運動すること、車を運転すること、キャンプで焚火をすること、お風呂に入ること、新しいノートを使うこと、万年筆で書くこと

・星空、木々の香り、小川のせせらぎ、鳥の声、虫の声、道端に咲いている花、山の頂上から見える景色

・焼き立てのパンの香り、暖かいスープ、カレーライス、ギョウザ、お寿司、季節の果物、チョコレート、アイスクリーム、和菓子と緑茶の組み合わせ

・誠実で優しい人、話をちゃんと聞いてくれる人、気を使いすぎないでいられる関係、ユーモアのある会話、何気ない優しいひと言をかけてくれる人、適度な距離感で関わってくれる人、自然体でいてくれる人

◆嫌いなもの
・騒がしい場所、散らかっている部屋、人がいっぱい集まる場所


・脂身が多い肉、甘すぎるコーヒー、ウニの味、冷めた炭酸飲料


・ゴキブリ、蚊、蛾

・急かされること、無理にテンションを上げないといけない場面、予定がびっしり詰まっている日、自分の気持ちを抑え込んで付き合うこと、自分の意見を押し殺して空気を読むこと、電話が鳴る瞬間の緊張感
注射針が腕に刺さる瞬間

・すぐに否定してくる人、詮索してくる人、人を見下すような態度をとる人、人を傷付ける言葉を平気で言う人、大声で怒鳴る人


・一方的に喋るだけの会話、早口でまくしたてられる会話、決めつけるような言い方


・嫌いな言葉(みんなやってるよ、そんなの甘えだよ、そんなことも分かんないの、普通はこうだよね)


これも、数え上げれば、きりがないですよね。
ぜひ、様々なジャンルに分けて書き出してみることを、お勧めします。

このワークに取り組むことで、自分の価値観や興味の方向性を言語化して、自分を客観的に見ることができるようになります。

そして、それは自己理解につながります。

さらに、「なぜそれが好き(or嫌い)なのか?」を考えることで、自己理解がぐっと深まっていくでしょう。

⑤自分に問いかける「10の質問」ワークに取り組んでみましょう。
自分の深層心理を言語化し、客観的に見詰めることで、自己理解が深まっていきます。

以下の質問に対して、ゆっくりと時間をかけて書き出してみてください。

ここでは、10個の質問と、答え方の例を挙げてみます。

1.私が本当に大切にしたいと思っている価値は?
・人とのつながり
→孤独を感じると元気がなくなるから。

・誠実さ
→自分にも他人にも、嘘をつきたくないから。

・自由
→自分の時間や選択をコントロールできると安心するから。


2.私が心から幸せだと感じる瞬間は?
・日光が差し込む部屋で、ゆっくりとコーヒーを飲んでいるとき。

・誰かと深い話ができて、心が通じ合ったと感じる瞬間。

・クラシックギターで、好きな曲を演奏しているとき。


3.私が苦手・嫌いだと感じるものと、その理由はなぜ?
・人込み
→様々な音や視線に疲れてしまい、エネルギーを吸い取られるような感じがするから。

・急な予定変更
→気持ちの準備ができず、混乱してしまうから。

・話を最後まで聞いてもらえないとき
→自分の存在が無視されたように感じるから。


4.どんなときに、自分らしさを感じる?
・素直な気持ちを、言葉にできたとき。

・人の話をじっくりと聞いてあげて、安心してもらえたとき。

・ひとりで自然の中にいて、自然と一体になっているように感じるとき。


5.これまでの人生で、頑張ってきたことや、乗り越えてきたことは?
・仕事で初めて大きなプロジェクトを任されたとき、分からないことばかりで不安だったけど、最後までやり切ることができた。

・辛い別れを経験したけれど、自分の気持ちと向き合って立ち直ることができた。

・勉強は大変だったけれど、こつこつと努力して学び続け、欲しかった資格を取ることができた。


6.私にとって安心できる時間や、安心できる人は?
・何も話さなくてもそばにいてくれる、家族や友人との時間。

・家でひとり、好きな音楽を聴きながらリラックスしているとき。

・自分のことを否定せずに、話を聞いてくれる人。


7.人からどんな言葉をかけられると嬉しい?
・あなたといると、ほっとする。

・話をきいてくれて、ありがとう。

・助かったよ。


8.手放したい思い込みや習慣は?
・嫌われたくなくて、無理に笑ってしまうくせ。

・何かあるとすぐに、自分のせいかもと思ってしまうくせ。

・不安になって、何度も確認してしまう習慣。


9.もっと育てたい部分、磨きたい力は?
・自分の気持ちを、うまく言葉にする力。

・自分を信じて、決断する力。

・「まあ、いいか」と、手放す力。


10.私はどんな未来を生きたい?その未来で、どう在りたい?
・好きなことを続けながら、色々な人たちと温かくつながっている未来。

・健康で、自分の足で歩き、自分の頭でしっかりと考えることができている未来。

・一人でも多くの人に寄り添いながら、その人たちの幸せに貢献している未来。


いかがでしたか。

これらのワークに取り組むことによって、自分の内面と向き合うことができ、自分らしく生きるための土台作りとなります。

自己理解を深めることで、こんなメリットがあります。

①自分の「苦手なパターン」に気付けるようになり、対人関係のストレスが軽減されます。
あの人と一緒にいると疲れるなと感じていた理由が、自分が無理をして合わせ過ぎていたからだと分かったことで、我慢して無理に合わせる必要はないなと気付くことができるようになります。

自分にとって苦手なパターンを知っておくと、そのパターンに持ち込まれないように意識するので、対人関係のストレスを軽くすることができるのです。

②何を選んだら良いのかが明確になり、決断に迷いがなくなってきます。
やるかやらないか迷ったときでも、これは自分の価値観に合っていないと気付けたことで、スムーズに手放すことができるようになります。

また、どちらを選択するか迷ったときは、自分が大切にしている価値観に照らし合わせた上で、迷いなく決断することができるようになっていきます。

たとえ、その選択が思うような結果になかなか結び付かなかったとしても、自分の価値観から選んだ選択なので、後悔することもありません。

③自分に合った癒し方が分かり、回復が早くなっていきます。
例えば、誰かと過ごすより、一人で自然の中にいるときが一番リラックスできると分かり、疲れたときの対処が上手になったというケースが、これにあたります。

ストレスが溜まったときに最もリラックスできるのがギターを演奏することだと分かり、ギターの演奏を毎日のルーティンに加えたという例も、これにあたります。

湯船にゆっくりと浸かることで、心身共にリラックスできることを実感して、仕事から帰ったら真っ先にお風呂に入るという例も、これにあたります。

④「やりたいこと」と「やるべきこと」の線引きができるようになり、疲れすぎない働き方が分かってきます。
人の期待に応えることばかりしていたけれど、「自分が本当にやりたいことは何だろう」と見つめ直せたことで、仕事に対するモチベーションが変わったという例が、これにあたります。

本当にやりたいことが分かったことで、毎日少しずつでもいいから「やりたいこと」をやろうと思い、地道に取り組んでいく例も、これにあたります。

⑤自分の感情に、振り回されにくくなります。
自分がなぜイライラしているのかが分かっているので、怒りや不安に飲み込まれることが減り、冷静に対処できるようになる例が、これにあたります。

苦手なことを強いられると感情的なパニックに陥ってしまうことが分かっているので、事前に準備することで落ち着いて対応できるようになる例が、これにあたります。

完璧なプレゼンの資料が思うようにできずに、ネガティブな感情が湧いてきたときに、「また、完璧主義の自分が顔を出してきたな」ということが分かり、8割くらいの出来で良しとしようと思える例が、これにあたります。

⑥できない自分を責めるくせが減っていき、自己肯定感が上がります。
自分はじっくりと仕事を進めていくタイプだと分かったから、無理して一気に終わらせようとしなくていいと思えるようになり、人と比べることが少なくなったという例が、これにあたります。

自分の強みや得意なこと、大事にしたい価値感が分かったことで、新しい仕事に対しても「自分の強みを生かせる部分があるかもしれない」「挑戦することで、新しい学びが得られる」と前向きに捉えられるようになったという例が、これにあたります。

完璧であることよりも楽しむこと、プロセスが大事であることを学んだので、新しいことにも進んで挑戦できるようになり、たとえうまくいかなくても「少しずつ上達するさ。今は楽しもう」と思えるようになったという例が、これにあたります。

⑦自分にとって本当に大切なことに、エネルギーを注げるようになります。
「あれもこれもやらなきゃ」と焦っていたのが、自分にとって本当に大切なのはこれだと選べるようになって無駄な消耗が減ったという例が、これにあたります。

これまでは誰にでも良い顔を見せていたので、人間関係で疲れていたけれど、自分にとって本当に大切な人との時間を大切にすることにエネルギーを注げるようになったという例が、これにあたります。

⑧人との違いを受け入れやすくなり、コミュニケーションがスムーズになります。
●以前は、チームで企画を進める際、自分の「効率性」という価値観が強く、時間をかけて丁寧に意見を出し合うメンバーと対立してしまうことがあった。
→自己理解が深まった今は、他のメンバーの価値観が理解できるようになり、他のメンバーの意見も受け入れられるようになってきた。


⑨自分をどう扱えば良いのかが分かり、日常のストレスを自分で解消できるようになります。
・集中力が切れたときは、軽くストレッチをすることでリセットできることが分かったので、日々の活動に合間に、ストレッチをするようになったという例が、これにあたります。

・人前で話すのが苦手なことを理解し、得意な文章作成業務に注力した結果、ストレスを減らし、自信につなげることができたという例が、これにあたります。

・集中力を維持するには休息が必要だと分かったので、作業の合間に休憩をとったり、週末はしっかりと休息して心身を整えるようになったという例が、これにあたります。

⑩どんな状況であっても、自分に戻る感覚を持てるようになります。
・どんなに意見が対立したときでも、自分の考えをしっかり持っているので、自信をもって発言することができるという例が、これにあたります。

大きなストレスがかかったとしても、自分にとって何が大切か分かっているので、すぐに気持ちを立て直すことができるという例が、これにあたります。

・予期していないトラブルが起こったときでも、自分のできることとできないことを理解しているから、慌てずに冷静に対処できるという例が、これにあたります。

いかがでしたでしょうか。

今回は「これからの時代を自分らしく、しなやかに生きるための1つ目の力」ということで、「自己を理解する力」を取り上げました。

今回も、自己理解を深めるためのワークを、いくつか紹介させていただきました。
この中の一つでもいいですから、さっそく紙とペンを用意して、取り組んでみましょう。
きっと、新しい自分を発見することができますよ。

今回はかなり長くなってしまいましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。