他人から言われた何気ないひと言が、ずっと心に残ってしまうことってありますよね。
その場では笑って流したはずなのに、家に帰ってから、ふとした瞬間に思い出してしまう。
「あれって、どういう意味だったんだろう」
「私、何か気に障ることを言ったのかな」
「気にしすぎだって分かっているのに…」
こんなふうに、他人の何気ないひと言が、何度も頭の中で再生されてしまう。
周りからは、
「そんなの、気にしなくていいよ」
「考えすぎじゃない」
「あなたの思い過ごしだよ」
と言われるけれど、それができたら苦労しないよと思ってしまう。
もし、あなたが今、他人の言葉に心が揺れたり乱されたりして疲れているのだとしたら、それは、あなたが弱いからではありません。
なぜ、他人の言葉に振り回されてしまうのでしょう
私たちはもともと、人との関係の中で生きるようにできている存在です。
集団の中でうまやっていくために、相手の表情や言葉に敏感になるのは、とても自然なことなのです。
とくに、
〇まじめな人
〇責任感が強い人
〇人の気持ちを考えられる人
こうした人ほど、他人の言葉を、ちゃんと受け取ろうとします。
だからこそ、相手の何気ないひと言を軽く受け流すことができず、自分の中で何度も考えてしまうのです。
これは、欠点ではなく、これまで人との関係を大切にしてきた証でもあります。
もし、無理に、
「気にしない自分になろう」
「もっと強くならなくちゃ」
と頑張ってしまうと、かえって心が苦しくなってしまいます。
今日からできる、心を少し楽にする他人との関わり方
ここで大切なのは、他人の言葉を頭の中からなくそうとすることではありません。
頭の中から無理に追い出そうとすると、かえって強烈に再生されてしまいます。
そこで、おすすめしたいのは、言葉と自分の間に少し距離を置くことです。
もし、心に引っかかった言葉が浮かんできたら、
〇これは事実なのかな、それとも相手の考えなのかな。
〇これは相手の考えであって、私そのものではないよね。
こんなふうに、心の中でそっとささやくだけで、ネガティブな言葉から少し距離を置くことができます。
または、誰かに言われたひと言で心が傷付いたときは、
〇「私は〇〇と言われたことで心がとても傷ついたと考えている」
こんなふうに、少し客観的に自分を眺めることも、ネガティブな言葉から距離を置くうえで有効です。
また、紙に書き出してみることも効果的です。
〇相手から実際に言われた言葉
〇それを聞いた自分が感じたこと
こんはふうに、分けて書くだけでも、頭の中を少し整理することができます。
ポイントは、言葉から少し距離を置くということです。
言葉から少し距離を置くことで、頭の中で繰り返し再生されるネガティブな思考や感情から、少し距離を置くことができます。
大切なことは、これらの対処法を習慣化することです。
とは言え、はじめからうまくはいきません。
日々の暮らしの中で、繰り返し実践することで、言葉と自分の間に少し距離を置くことができるようになってくるでしょう。
まとめ
他人の言葉に揺れ動いてしまうのは、あなたが弱いからではありません。
それだけ、人との関係を大切にしてきた証でもあるのです。
それは、とても素晴らしいことです。
しかし、他人から言われた何気ないひと言がずっと心に残ってしまうのは、とてもしんどいことです。
そこで、今回ご紹介した「言葉と自分の間に少し距離を置く」方法を、試していただければと思います。
きっと、心が少しずつ軽くなっていきますよ。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
