お盆休みが終わって今週から仕事が始まる人は、大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
また学校も、そろそろ始まってくる頃ですよね。
そこで今回は、「休み明けの憂うつを解消するヒント」というテーマで、ブログを書いてみました。
どなたにも参考になるテーマだと思いますので、ぜひご一読いただければ幸いです。
1.休み明け(とくに長期の場合)が憂うつになりやすい原因。
そもそも、どうして私達は、とくに長期の休み明けに憂うつになりやすいのでしょうか。
休み明けに憂うつになることはないと言う人もいるかもしれませんが、おそらく多くの人はこれまでに、休み明けの憂うつを経験していると思います。
かくいう私も、そんな憂うつを、これまで数多く経験してきました。
子どもの頃は、夏休みも終盤に近付くと、まだ終わっていない宿題のことを考えたり、もっと遊びたいという欲求が出てきたり、2学期から始まる学校生活のことを考えたりして、何とも言えない憂うつな気持ちになったものです。
そして、社会人になってからも、もっと休んでいたいという思いに駆られたり、これから始まる仕事のことを考えて不安になったりして、やはり憂うつな気分に陥ることがありました。
そもそも私達は何故、とくに長期の休み明けに憂うつな気分になってしまいやすいのでしょうか。
それはおそらく、楽しくゆったりと過ごした時間が終わってしまうという切ない感情や悲しい感情が起こったり、再び始まる仕事や学校のことをあれこれと考えて不安な感情が沸き上がってくるからだと考えられます。
これらのネガティブな感情が、つまり憂うつということになります。
また、休み中は心身をリラックスさせる副交感神経が優位になっている時間が長いのですが、仕事や学校が始まると心身を緊張させ活動モードにする交感神経が優位に働くようになります。
このときに、憂うつなどのネガティブな感情が強いと、それがストレスとなり、交感神経を必要以上に緊張させてしまいます。
その結果、頭痛や腹痛など身体的な症状も現れてくると考えられます。
このような身体的な症状が出てくるのも、憂うつですよね。
さらには、休み中の生活リズムが乱れている場合は、そのリズムを元に戻さないといけません。
このときに、生活リズムがうまく整わない状態で仕事や学校が始まると、なんとなく体調が思わしくない状態で過ごすことになり、それが憂うつ感を引き起こしてしまうと考えられます。
2.休み明けの前日にすると良いこと。
こうして考えてみると、誰もが休み明けは憂うつな気分に陥りやすいということが言えそうです。
では、そのような憂うつな気分のまま、仕事や学校を迎えてしまっても良いのでしょうか。
おそらく、そのような状態では、憂うつ感が頭を駆け巡ってしまい、ぐっすりと眠ることができませんよね。
その結果、翌日は体調や気分が優れないまま過ごす羽目になってしまいます。
そこで、仕事や学校が始まる前日に行うと良いことがあります。
これは人によって様々だと思いますが、私も実践してみて、これは良いなと思う前日の過ごし方を紹介したいと思います。
〇ポジティブな気持ちになれるようなことをする。
・好きな音楽をゆったりとした気分で聴く。
・好きな楽器を弾く(私の場合はギターですね。)
・ゆったりと湯船に浸かってみる(音楽を聴きながらですと、さらに効果的です。)
・好きなドラマや映画を見る(気持ちが前向きになる内容のものがいいと思います。)
・好きなバラエティー番組を見て、いっぱい笑う(笑いはストレス解消に、もってこいですから。)
・家族や友人など大切な人との会話を楽しむ(幸せホルモンのオキシトシンが分泌されます。)
・軽い運動をする(日光に当たると幸せホルモンのセロトニンが分泌されるので、散歩はお勧めです。)
・美味しいものを食べる(家族や友人と一緒に食べると、楽しい気分も高まります。)
他にもいろいろあると思いますが、要は自分が好きなことをするということですね。
〇次の日の朝や、職場や学校ですることを確認しておく。
私達は、何をしたら良いのか分からないと、不安な気持ちになります。
そこで、とくに休み明けの朝にすることや、職場や学校ですることを、前もって確認しておくと良いですね。
確認をすると言っても、別に事細かく予定を立てる必要はありません。
大まかな流れを確認するだけでも、安心感が得られます。
こうすることで不安な感情が緩和されますので、お勧めの方法です。
〇早めに就寝する。
十分な睡眠をとることで、ストレスに対する耐性が高まりますし、心と体のバランスも整います。
とは言え、仕事や学校の前日はあれこれと考えてしまって、なかなか眠れないこともあります。
それでも、目を瞑っているだけで休まりますし、しばらくすると、うとうとしてくるものです。
睡眠に関して重要なことは、いつもほぼ決まった時間に寝て、決まった時間に起きるということです。
とくに、起床する時間は一定にした方が良いですね。
長期の休みだった場合、睡眠のリズムが乱れていることもあります。
仕事や学校の前日はあまり眠れなかったとしても、ぱっと起きて支度をして、出かけましょう。
初日を頑張れば、その夜はぐっすりと眠れると思います。
3.休み明け初日の過ごし方。
休み明け初日は、慣らし運転と思って、簡単にできることから始めると良いです。
いきなりハードな仕事に取りかかってしまうと、まだ十分な仕事モードになっていないので、必要以上に疲れてしまいますし、大きなストレスが掛かってしまいます。
そして、できれば、なるべく早く帰途につけるといいですね。
とは言え、初日から早く帰れない人もいると思います。
その場合は、仕事の合間の休憩時間を上手に使って、リラックスするように心がけると良いですね。
そして帰宅した後は、リラックスして過ごす時間を作りましょう。
私の場合は、自分に小さなご褒美をあげたりしますね。
次の休日のことを考えてみるのも、心がわくわくして楽しいものです。
そして、夜は早めに就寝するようにしたいですね。
4.長期的な対策を講じる。
仕事や学校が始まって、慣らし運転がうまくいき、スムーズにいつもの生活に戻れた人は良いのですが、中には憂うつな感情を持ち越したまま、忙しい生活に飲み込まれてしまう人もいるかもしれません。
そうなってしまうと心配です。
このような状態が長く続くと、心身のバランスを崩してしまい、心身の病気を発症してしまうことにもなりかねません。
憂うつな気分が抜けないなと感じたら、長期的な対策を講じることが大切です。
ここではいくつか考えられることを挙げてみます。
〇生活のリズムを整える。
心身の疲れ、とくに頭(脳)の疲れをとるには、十分な睡眠が必要です。
決まった時間に寝て決まった時間に起床することを、心がけたいですね。
前にも述べましたが、とくに起床時間を同じにすることが大切です。
できれば7時間位は寝たいところですが、なかなかまとまった時間がとれない人は、仮眠する時間をとることも効果的です。
バランスのとれた食事をすることも大切です。
栄養バランスに気を付けて、食事をしたいものですね。
このように生活リズムを整えていくことによって、憂うつな感情を引きずらないようになります。
〇適度な運動をする。
散歩やジョギングなどの有酸素運動を定期的に行うことも、大変効果的です。
散歩などの有酸素運動をすることによって、心肺機能が向上したり、体脂肪が減少したりして、健康が促進されます。
とくに朝の散歩などは、日光を体の中に取り入れることによって、気分が安定するセロトニンが分泌されたり、ビタミンDが生成されたり、体内時計がリセットされたり、体の免疫力が向上したりするなど、大きな効果が期待できます。
このような運動習慣を身に付けることによって、ポジティブな感情が増え、憂うつな感情は影を潜めてくるでしょう。
〇ストレスの原因を知り、対処法を考える。
憂うつな気分が続くようなストレスフルな状態が続く場合は、その原因を探って、対処法を考えることが大切です。
ストレスの原因として思い当たることを、紙などに書き出していきます。
例えば、人間関係がうまくいかないとか、仕事で目標が達成できないとか、過重労働になっているとか、身体の調子が良くないなどですね。
このように書き出していくだけでも、効果があります。
自身の抱える問題を外在化して、客観的に見つめることができるからです。
書き出したら、次はその対処法を考えていきます。
効果のある対処法は人それぞれ違いますが、これも紙などに書き出していくことで気持ちが落ち着きます。
もし、適切な対処法が思いつかない場合は、信頼できる家族や友人などに相談するのも有効な手立てになります。
そして、実際に考えた対処法を実践することで、ポジティブな思考や感情が出てきて、気持ちが前向きになっていきます。
その結果、ストレスが少しずつ軽減されていき、元気を取り戻すことができます。
5.まとめ
今回は、「休み明けの憂うつを解消するヒント」というテーマで、休み明けに憂うつになりやすい原因やその対処法について考えてみましたが、いかがでしたか。
私達は誰でも長期の休み明けは、憂うつな気分になりやすいものです。
忙しい毎日から解放されて、ゆったりとした気持ちで過ごしていたのに、再び忙しい日常に戻っていかないといけないのですから、憂うつな気分になるのも当然と言えば当然ですよね。
大切なことは、じっくりと休めた心と体を、どのように平常モードに戻していくかです。
その方法は人それぞれですが、大切なことは、自分にあった方法を見付けて、それを実践していくということですね。
仕事や学校が始まるこの時期。
皆さんが一人も漏れなく、スムーズに日常モードに戻られることを祈りたいです。
今回は少々長い文面になってしまいましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。