私達は誰もが、心穏やかな日々を送りたいと思っていますよね。
ですが、その思いとは裏腹に、日々の暮らしの中では予測不能な出来事がいろいろと起こり、心がかき乱されることも少なくありません。
このような状況が続いてしまうと、知らず知らずのうちに心が疲れてしまい、心のエネルギーも枯渇していってしまいます。
そして、しまいには、うつ病などの精神疾患を発症しかねません。
そうなってしまうと、回復するまでに、長い時間を要してしまうことになります。
そこで今回は、疲れてしまった心をいやすときに試したいおすすめの方法について、考えてみたいと思います。
自然と触れ合ってみましょう。
心が疲れてしまったときにまず試したいのが、自然と触れ合う時間をもつことです。
いわゆる森林浴ですね。
自然の中で過ごすことで、ストレスホルモンであるコルチゾールのレベルが低下すると言われています。
つまりストレスを軽減することができるのです。
これだけでも自然と触れ合うことのメリットは、計り知れません。
ですが、自然と触れ合うことのメリットは、これだけではありません。
自然の中にゆったりと心身をゆだねていると、マインドフルな状態になって、不安や後悔などネガティブな思考や感情が、いつの間にが消え去っていくのです。
これは、とても素晴らしいことですよね。
もし、身近に森林などの自然がなかったとしても、公園や街路樹の中を散歩するだけでも、同じような効果を得ることができます。
心が疲れているなと感じたら、自然と触れ合うことを、まずは試してみたいですね。
マインドフルネスを実践してみましょう。
マインドフルネスとは、今この瞬間に集中し、今やっていることに没頭するということです。
このような状態になることで、ストレスを解消することができ、リラックス効果を得ることができます。
心が疲れてしまうと私達は、ネガティブなことばかり考えてしまい、今やっていることに集中できなくなってしまいます。
不安や恐れ、後悔などの様々な感情や思考が沸き上がってきて、心が振り回されてしまうのです。
このような状態が続くのは、やはり好ましいことではありません。
このようなネガティブな感情や思考の支配から離れるのに、マインドフルネスはとても効果的です。
やり方は、そんなに難しくはありません。
要は、今この瞬間に集中できていれば、何でもいいのです。
とは言え、具体的なイメージが湧いてこないかもしれません。
そこで、マインドフルネスを実践するとっておきの方法があります。
それは、「マインドフルネス〇〇」という考え方です。
〇〇の中には、様々なものが入ります。
例えば、マインドフルネス食器洗い、マインドフルネスお風呂、マインドフルネス音楽鑑賞、マインドフルネス楽器演奏、マインドフルネス夕食、マインドフルネス映画鑑賞、マインドフルネス読書、マインドフルネス散歩、マインドフルネスドライブ等々。
要は、どんなことでも、マインドフルに実践すれば良いのです。
つまり、今この瞬間に集中して取り組むということですね。
はじめのうちは練習が必要かもしれませんが、慣れてくると自然とマインドフルに実践できるようになります。
因みに私のお気に入りは、マインドフルネス食器洗いとマインドフルネスドライブ、マインドフルネス散歩です。
マインドフルネス〇〇はとても効果がありますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
深呼吸をしてみましょう。
深呼吸は簡単にできて、とても効果が大きい方法です。
深い呼吸は、自律神経の状態を整え、リラックス効果をもたらしてくれます。
とくに緊張した状態での深呼吸には、交感神経優位の状態を副交感神経優位の状態にする効果が期待できます。
緊張した状態を深呼吸で乗り切った経験は、きっと誰にでもあるでしょう。
やり方は、簡単です。
ゆっくりと時間をかけて息を吐き出し、吐き出したら、今度はゆっくりと息を吸い込んでいくのです。
たったこれだけのことですが効果は絶大なので、ぜひ試してみたい方法ですね。
趣味や好きなことを、心ゆくまで楽しみましょう。
私達は自分の好きなことや趣味に興じているときは、それこそ時間が経つのも忘れて、夢中になって取り組んでいますよね。
これはまさに、マインドフルネスを実践している状態と言えます。
今この瞬間に集中して、今やっていることを心ゆくまで楽しんでいる状態です。
心をリラックスさせる意味において、これほど効果があることはありません。
しかし、心がすり減ってしまい、エネルギーが枯渇してしまうと、好きなことをやる意欲もなくなってしまいます。
この状態に陥っているのがうつ状態であり、長じればうつ病に移行してしまいます。
ですから、もし、今まで好きだったのにやる気が起きない場合は、心がうつ状態に陥っている可能性があります。
うつ状態をチェックするという意味においても、趣味や好きなことをやってみることには大切ですね。
大切なことは、普段から趣味や好きなことを、心ゆくまで楽しむということです。
好きなことを楽しめている状態であれば、心が元気である証拠とも言えますから。
好きなことや趣味を、心ゆくまで楽しむ。
これは、疲れた心をいやす、とっておきの方法ですね。
家族や友人との会話を楽しみましょう。
言うまでもありませんが、家族や友人と過ごす時間は、とても大切です。
家庭においても、職場や学校などにおいても、心を許し合える人達と関わることで私達は幸せを実感することができますし、心の安らぎを得ることができます。
普段さり気なく交わしている会話には、心をいやす力があります。
話をじっくりと聞いてもらったことで心が軽くなったり、親身になって話を聞いてあげたことでより関係が深まったりした経験は、きっと誰にでもあるのではないでしょうか。
心を許し合える相手との会話は、私達の心をいやしてくれます。
普段から、心を許し合える人達との会話を、楽しんでいきたいですね。
ジャーナリングを実践してみましょう。
ジャーナリングとは、考えていることや感じていることを書き出すことで、自分自身の理解を深めたり、ストレスを軽減したりする方法です。
ジャーナリングには、様々なアプローチの仕方が考えられます。
日記を書くことを習慣にしている人でしたら、感じたことや考えたことを意識して書くようにすればいいですね。
日常的に手帳を愛用している人でしたら、その場で出来事や気持ちを書き込むことができます。
日頃からノートを使っている人でしたら、ノートに出来事や気持ちや考えを書き出してみるのも良いでしょう。
また、最近では、スマートフォンでもジャーナリングのアプリがありますので、アプリに書き込んでいくこともできます。
頭の中で考えているだけでは、考えや気持ちをまとめることは難しいです。
ノートなどに書き出してみることで、思考や感情を客観的に見つめ直すことできます。
そして、思考や感情がきちんと言葉として整理されることで、心が軽くなり、ストレスを軽くすることができるのです。
また、一度書いたものは、いつでも振り返ることができるという利点もあります。
このようにジャーナリングをすることで、心を軽くして、心をいやしてくれる効果を期待することができます。
いかがでしたでしょうか。
今回は、疲れてしまった心をいやすおすすめの対処法について考えてみました。
私達は誰もが、心穏やかな日々を送りたいと願っています。
しかし、様々な人達と関わり合いながら生活していれば、ときには心をかき乱されるようなことが起こります。
そんなときに、今回お話したことが少しでもお役に立ちましたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。