心理カウンセリングは、心理学の知識を用いて精神的な問題や感情的な問題で苦しんでいる人が、それらの問題に対処していくための支援を行うプロセスです。その際にまず大切なことは、しっかりとセッションの枠組み(日時や場所)が決められているということです。この枠組みがあるからこそクライアントは、安心して自分の思いを語ることができるのです。
セッションの中でカウンセラーは、クライアントの話を傾聴し共感しながら、クライアントの経験や感情や考えを理解するように努めます。このような面談を続けていくことで、クライアントは自身の感情を表現し、自身の問題を整理していくことができるようになっていきます。カウンセラーは伴走者として支援する立場であり、問題を整理し解決していくのはクライアント自身です。
セッションは面談を中心に行われ、状況に応じて様々なカウンセリング技法やアプローチがとられます。これには認知行動療法、精神分析、心理教育など様々なものが含まれます。
心理カウンセリングは、様々な問題に対処するうえで役立っていきます。人間関係の問題、不安や後悔の思い、トラウマの問題、ストレスの問題、感情のコントロール、自己肯定感の向上など、私たちが経験する様々な心理的な問題を乗り越えていくうえで、心理カウンセリングはとても有効なアプローチとなります。