ACTのエクササイズ(葉っぱにのせて流すエクササイズ)

生活に役立つ心理学

ACTのエクササイズ(葉っぱにのせて流すエクササイズ)

ACTには心理的柔軟性を高めるためのエクササイズが、たくさんあります。
今も世界のどこかで誰かが、独自のエクササイズやメタファー(比喩)を編み出しているのです。
ACTは優れた心理療法ですが、誰もが気軽に実践できる面も持っています。
ですので、ACTを学んだ人の数だけ、エクササイズが存在すると言っても過言ではないでしょう。

今回私が紹介するのは、私が学んだエクササイズのひとつ「葉っぱにのせて流すエクササイズ」です。
これは私のお気に入りで、何度も実践しているエクササイズです。
とても効果が高いので、ぜひお勧めしたいと思います。

まず、このエクササイズを行うには、周りを静かな自然に囲まれていて、きれいな小川(清流)が流れる場所に行かれることをお勧めします。
一度、実際にそんな場所に行って体験すると、次からは頭に浮かんだイメージでも実践しやすくなりますので。

このエクササイズは、こんな感じで行います。
まずはきれいな清流をじっと見つめます。
もしくは、頭の中にきれいな清流をイメージします。
何も考えずに、周りの自然と一体となって、ただ流れを見つめます。
そこでもし、嫌な感情や思考が浮かんできたら、それを無理に追い出そうとするのではなく、清流を流れる葉っぱの上にのせるようにイメージします。
嫌な感情や思考を、1枚の葉っぱの上にひとつずつ
せてあげます。
1枚の葉っぱの上にひとつの思考や感情をのせることがポイントです。
すると、葉っぱの上に置かれた嫌な感情や思考は、葉っぱと共にゆっくりと下流へと流れていきます。
その様子を、ただ見送ってあげるようにします。
すると不思議なことに、嫌な感情や思考は、勝手にどこかにいってしまいます。


いかがでしたか。
これは、イメージするだけで、誰でも簡単に行えるエクササイズです。
気持ちが楽になるお勧めのエクササイズです。
ぜひ、一度試していただければと思います。
きっと、効果が実感できますよ。