皆さんは、日々の生活を送っていて、よくないことが立て続けに起こるなと感じたことはありませか。
実はこれは私自身が、ここ最近感じていることなのです。
どれも相手がいて起きていることなのですが、どうして、こうも立て続けによくないことが起こるのだろうと落ち込んでいました。
それでも、後から冷静になって考えて、「あのとき、こうしていればよかった」と振り返ることができたので、あまり引きずることもなく、乗り越えることができました。
私たちは辛くてしんどい目にあったとしても、じっくりと振り返り、次からはこうしようと思えたならば、この辛い経験を今後に生かすことができます。
自分にもそれなりに原因がある場合は、この対処の仕方で十分に乗り切ることができます。
とは言え、傷付いた心を癒すには、それなりに時間はかかりますが。
しかし、問題なのは、自分には少しも非がない場合です。
どうしようもなく理不尽なことに巻き込まれてしまったときは、どうすればいいのでしょう。
そんなとき私たちは、どうしようもないやるせない気持ちで満たされてしまいます。
そこで、もし怒りや絶望などの負の感情に支配されてしまうと、心の中はまるで濁った澱(おり)のようなもので満たされてしまいます。
これはまさに、ストレスに支配された状態と言えます。
このような状態が続けば、心も体も不調をきたしてしまいます。
そこで、このような理不尽な状況に巻き込まれてしまったときの対処の仕方が、とても大切になります。以下に考えられる対処法をあげてみます。
1つ目の対処法は、いったん冷静になるということです。
状況にもよりますが、どんな理不尽な目にあったとしても、いったんは冷静になり心を落ちつかせる瞬間をもつことが大切です。
感情に支配されたままでいるのは、心にも体にもいいことは一つもありません。
感情を抑える方法としては、意識して深呼吸をしてみたり、落ちつくように自分の心に語りかけたり、コップ1杯のお水を飲んでみたりすることなどが考えられます。
2つ目の対処法は、気持ちを切り替えたり気分転換をしたりするということです。
理不尽な出来事を、いつまでも引きずらないようにすることが大切です。とは言え、しばらくは怒りや絶望などの負の感情に囚われてしまうのは、やむを得ないことです。
しかし、ある程度の時間がたったら、意識して気持ちを切り替えたり、気分転換をはかったりすることが大切です。
言うまでもありませんが、負の感情に支配された状態が長く続くと、大きなストレスがかかってしまい、心身に不調をきたしてしまいます。
気持ちを切り替える方法としては、好きな音楽を聴いたり、好きなテレビ番組を見たり、好きな趣味に興じたりすることなどが考えられます。
3つ目の対処法は、信頼できる人に話を聞いてもらうということです。
実はこれが一番大切なことかも知れません。
自分の中に渦まいている様々な思いや感情を吐露して、信頼できる人に聞いてもらうことで、感情を共有してもらうことができるのです。
話を聞いてもらうことで、癒しの効果を得ることができます。
また場合によっては、アドバイスをもらうことができるかもしれません。
他にも対処法はいろいろと考えられます。
大切なことは、負の感情に囚われた状況を長引かせないということです。
怒りや絶望など様々な負の感情にみまわれたとしても、それらを適切に処理したり上手に関わったりしながら、前を向いて生きていくことが大切です。
生きていればときには、どうしようもない理不尽な目にあうこともあります。
そんなときこそ、自分の心と体を自分自身でしっかりと守ってあげましょう。
そのためにも、自らの心と体を守り回復させる対処法を複数もっていることが、とても大切になります。