誰もが幸せになりたいと思って、日々の生活を送っていますよね。
私もそうですし、皆さんも同じでしょう。
では、幸せとは何でしょうか。
今回は、幸せについて心理学的な視点を踏まえながら、考えてみたいと思います。
①幸せとは今この瞬間を充実させること。
社会的なステータスが高かったり、有名人であったり、財産がたくさんあったりすることは、確かに幸せを感じられる要素の一部には違いありません。
しかし、これらのものを全て手に入れたとしても、必ずしも幸せであるとは限りません。
全てを持っているように見える人でも、不幸を感じている人はたくさんいますよね。
では、幸せとは何でしょうか。
幸せは、人の数だけ存在します。
幸せに、決まった形はありません。
一人ひとり、幸せの捉え方は異なるのです。
人から「あなたは幸せですね」と言われるから幸せなのではなく、「私は幸せだ」と自ら実感できるから、幸せなのです。
他人と比較するのではなく、自分自身が「私は充実した人生を送っている」と実感できるからこそ、幸せなのです。
では、充実した人生とは、どういう人生なのでしょうか。
私が考える充実した人生とは、「自分が大切にしたい価値に沿って、今この瞬間を存分に生きる」ことを、地道に積み重ねている人生ということになります。
もっと言えば、「今この瞬間を充実させること」自体が、幸せということになります。
幸せは未来にあるのではなく、今この瞬間にあるのです。
今この瞬間を存分に味わう中にこそ、幸せの本質が詰まっていると考えます。
今この瞬間に感じる幸せを少しずつ積み重ねていきながら、充実した人生を歩んでいきたいですね。
②幸せになるためには、温かい人間関係が大切。
人は、一人では生きていけません。
生まれてから最期のときを迎えるまで、私達は家族や友人などたくさんの人達と関わり合いながら、生きていきます。
言葉を介して思いを伝え合いながら、私達は日々の生活を送っていくのです。
ここで大切になってくるのは、温かい良好な人間関係です。
温かい良好な人間関係を保っている人は、日々幸せを感じながら生きていくことができますよね。
これは、誰もが納得できることではないでしょうか。
世の中で起こる不幸の大半は、人間関係のひずみから生まれているからです。
つまり、私達が幸せになるためには、温かくて良好な人間関係を築いていかなければなりません。
これは一朝一夕にはできません。
日々の小さな努力を積み重ねていくことが、とても大切です。
さあ、思い立った今から、温かい人間関係をつくっていきましょう。
幸せになるために!
③経験を重視するお金の使い方が、幸福感を高めます。
欲しいものを手に入れたときは、幸せな気持ちになりますよね。
私も欲しくてたまらないものを、お金をためてやっと手にしたときは、何ともいえない幸福感に満たされます。
でも、そのような幸福感は、あまり長続きしないものです。
本当に長続きする幸福感とは、自らが経験したり学習したりすることにお金を使ったときに得られるものではないでしょうか。
経験や学習から得たことは自らの成長の糧になりますし、そうして得たものは決して色あせることがありません。
まさに心が豊かになり、幸福感も高まっていきます。
④目標に向かって努力する過程そのものが幸せ。
自らのビジョンや目標に向かって一歩ずつ地道に努力を重ねていくことは、とても根気がいることですが、同時にやり甲斐もあり、嬉しいことでもあります。
なぜなら、努力を重ねていくことで、私達は確実に成長することができるからです。
そして、自らの成長を感じられたとき、私達は幸せを実感することができるのです。
もっと言えば、努力している過程そのものに、幸福感が含まれていると言えます。
日々少しずつでもいいから、自らのビジョンや目標に向かって努力しながら、幸せを味わっていきたいですね。
⑤感謝の気持ちをもちながら過ごせるのは、とても幸せなこと。
生活の中で体験する小さな出来事や関わる人達に対して、感謝の気持ちをもつことは、私達の心を豊かにしてくれます。
例えば、今朝もまた元気に起きられたとか、美味しい食事を食べることができたとか、道端に小さな花が咲いていたとか、今日も一日仕事を頑張ったとか、映画を見て感動したとか、大切な人に感謝の言葉をかけることができたとか、....。
このように受け止め、感謝の気持ちをもつことで、私達の心は満たされ、幸福感を感じることができるのです。
小さな感謝は、同時に小さな幸せなのです。
小さな幸せを積み重ねていく人生でありたいですね。
今回は、幸せについて考えてみました。
もし、幸せを貯金することができるとしたら、こつこつと幸せを貯めていきたいですよね。
まさに、幸せ貯金です。
そして貯金した幸せは、きっと私達の人生を豊かにしてくれるに違いありません。