目標がなかなか達成できないことで、少しずつモチベーションが下がってしまい、しまいには目標そのものを諦めてしまった経験は、きっと誰にでもあると思います。
もちろん私も、これまでの人生で諦めてしまった目標は、いくつもあります。
モチベーションが下がってしまうと、頑張ってやり遂げようとする気持ちも、萎えてしまいます。
そしてしまいには、目標そのものを諦めてしまうことになります。
途方もない目標だったら、途中で諦めてしまうのも、無理はありません。
しかし、頑張って取り組んでいけば、実現する可能性がある目標だったら、途中で諦めたくはありませんよね。
そこで今回は、目標がなかなか達成できずにモチベーションが下がってしまったときに、どうすれば再びやる気を出して取り組むことができるのかについて、考えてみたいと思います。
目標を見直す。
目標が達成できない日々が長く続くと、モチベーションが少しずつ下がってしまい、しまいには目標そのものを諦めてしまうことになりかねません。
でも、自分にとってそれが価値の高い目標だったら、簡単に諦めたくはありませんよね。
そこで、対処法としてまず考えられることは、目標の見直しです。
具体的には、以下のことが考えられます。
①現実的な目標だったのか。
最初に立てた目標はそもそも現実的なものだったのか、じっくりと考えてみます。
これまで取り組んできた成果を振り返ってみることで、今の目標が適切であったか理解することができます。
そこで、もし、目標が現実にそぐわないハードルが高すぎるものであった場合は、現実的な目標に置き換えるようにします。
こうすることで、再びやってみようという意欲も湧いてくるでしょう。
②数値化できる目標だったのか。
目標がなかなか達成できないときに振り返ってみるべき観点の一つは、数値化できる目標だったか否かということです。
数値として振り返ることができれば、目標にどの程度近づいているかを、具体的に理解することができます。
少しずつでも数値が伸びていることが分かれば、モチベーションも高まってくるものです。
目標を振り返ってみたときに、もし、数値化できない目標だった場合は、数値化できる目標に変えてみることも、有効な手立ての一つになります。
③目標達成の期限はあるのか。
目標に向かって取り組む際に重要な観点の一つに、目標達成までの期限があります。
仮に目標達成までの期限を決めないで取り組んでいたとしたら、どうでしょうか。
あとどれくらい取り組めば目標を達成できるのか、具体的にイメージできなくなってしまいます。
これでは、やはりモチベーションが下がってしまいます。
目標達成までの期限を決めることで、私達はモチベーションを保ちながら、物事に取り組んでいくことができるのです。
小さな成功体験を積んでいく。
目標がなかなか達成できないときに振り返るべき観点の一つに、目標を小さく分けていたか否かがあります。
つまり、スモールステップですね。
はじめに目標を立てたときに、目標を小さく分けていたでしょうか。
達成すべき目標は、それが大きな目標であればあるほど、小さな目標に分けておいて、それを一つひとつ達成していくことが大切です。
それをせずに、ひたすら最終目標ばかり追いかけていても、なかなかゴールに辿り着くことはできませんし、モチベーションも少しずつ下がってしまいます。
このような状況を避ける意味でも、目標はスモールステップで小分けにして、一つひとつ着実に達成していくことが肝要です。
それに、目標を小分けにすることには、心理学的にも大きな意味があります。
私達は小さな目標を一つひとつ達成していくことで、その都度、成功体験を積み重ねていくことができます。
この経験が自信となり、自己肯定感や、「自分にはできる」という自己効力感を高めることにつながっていきますし、もちろんモチベーションをアップすることにも直結します。
こうして、小さな目標を達成していくことで、いずれは大きな目標を達成することができるのです。
ポジティブなフィードバックを受けます。
自分が積み重ねてきた努力を誰かに認めてもらうことは、素直に嬉しいですよね。
これは子供でも大人でも、変わらないでしょう。
家族や職場の人、親しい友人などから、「よく努力したね」と努力を認めてもらうことで、モチベーションも高まっていきますし、目標に向かってさらに努力しようという気持ちにもなります。
このように、ポジティブなフィードバックを受けることは、私達に大きな恩恵をもたらしてくれます。
仮にもし、努力を認めてくれる人が周りにいなかった場合は、どうでしょうか。
心が満たされませんよね。
これでは、目標に向かうモチベーションを維持し続けることは、難しかもしれません。
とは言え、様々な事情から、ポジティブなフィードバックを受けることができない人もいるでしょう。
でも、大丈夫です!
ポジティブなフィードバックを自分に与えてくれる一番身近な人は、他ならない自分自身なのですから。
自分が努力したことを一番分かっていて、一番ねぎらってくれるのは、自分自身なのです。
「ここまでよく努力して頑張ってきたね。ご苦労さま!」と、自分に優しく言葉をかけてあげましょう。
これには、とても大きな効果があります。
心が癒され、満たされます。
そして、目標達成まで努力を続けようと、高いモチベーションを維持していくことができます。
自分にご褒美をあげることも、とても効果的です。
少し豪華な食事をしたり、欲しかった物を買ったりと、自分が喜ぶことをすることで、心が満たされて、モチベーションを維持することにつながります。
このように、ポジティブなフィードバックを受けることは、目標達成までのモチベーションを維持していくうえで、とても大切なことになります。
適度な休息をとって、リフレッシュします。
目標がなかなか達成できないと、焦って頑張り過ぎてしまったり、あれこれ考えて心が疲れてしまったりして、モチベーションはどんどん下がってしまいます。
これでは、目標達成はどんどん遠ざかってしまいますよね。
そこで、適度に休息をとったり、リフレッシュしたりすることが、とても大切になります。
自分の好きなことをしたり、軽い運動をしたり、十分な休息をとったりすることで、溜まっていたストレスが軽減されますし、気分をリフレッシュさせることができます。
心が元気になることで、再び目標達成に向けて努力することができるようになります。
適度に休息をとりながら、気分をリフレッシュすることは、このように、目標を達成するモチベーションを維持する上で、とても大切です。
いかがだったでしょうか。
今回は、「目標がなかなか達成できずに、モチベーションが下がってしまったときの対処法」について考えてみました。
モチベーションを維持する方法は、人それぞれです。
要は、モチベーションを維持する自分に合う方法を見つけて、それを試しながら、日々の生活を送っていくことが大切だということになりますね。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。