新年がスタートして2週間ほど経ちましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今回は、新年に相応しい、「夢は大きく、目標は小さく」というテーマについて考えてみたいと思います。
人には誰でも、心に思い描く「夢」があります。
大きな目標やビジョンと置き換えても、いいでしょう。
その夢は、何年もかけて叶えるものかもしれませんし、一生をかけて叶えるものかもしれません。
そして、当然のことですが、どんな夢も、ただ心に思い描いているだけでは、叶えることはできないのです。
実際に、夢の実現に向かって努力して行動しなければ、どんな夢も叶えることはできません。
当たり前といえば当たり前のことですが、私達はややもすると、夢のことを忘れてしまったり、夢の実現に向けた行動をしなくなってしまったりします。
そして、気が付くと、夢の実現に向けてほとんど行動できずに1年が終わってしまうなんてことにも、なりかねません。
では、どうすれば、夢の実現に向かって、着実に行動していくことができるのでしょうか。
ここでは、その対処法について、述べてみたいと思います。
夢を、見やすいところに書いておきましょう。
まず一番大切なことは、手帳やスマホなどひんぱんに目にするところに、叶えたい夢やビジョンを書いておくことです。
中には手帳などにわざわざ書かなくても大丈夫という方もいるかもしれませんが、夢やビジョンなどの文言は、なるべく多く目にすることが効果的なのです。
ひんぱんに目にすることで、その都度、夢やビジョンを心に思い描くことでできるからです。
そして、思い描くことによって、自分が今、夢やビジョンに対してどのくらい近付いているのかを、認識することができます。
目標は、なるべく小さく。
夢やビジョンは大きいほどいいと思いますが、それに対して目標は、小さければ小さいほど良いのです。
なぜなら、夢やビジョンは「とてもとても大きな目標」なので、一気に叶えることはできないからです。
「ちりも積もれば山となる」と言うことわざがあります。
一つひとつのちりが成し遂げた小さな目標だとすれば、山はまさに夢ということになります。
日々の地道な目標達成に向けた行動の積み重ねが、やがては山のように大きな目標の達成へと繋がるのです。
1つひとつの目標をなるべく小さく設定した方が良い理由は、他にもあります。
それは、小さな達成感を味わうことができるということです。
小さな達成感を味わい、それを積み重ねていくことによって、夢が達成できるという自信が少しずつ深まっていきます。
私達は自信を深めていくことで、自己効力感(自分ならできるという確信)を高めていくことができます。
これは、夢の達成に向けた大きな原動力になっていきます。
では、小さな目標とは、どのくらいのものなのでしょうか。
私はその日に達成できるくらいのものだと考えています。
いわゆるToDoリストです。
行動して達成したら、「✔」を入れますよね。
これが、小さな達成感ということになります。
そして、その次に大きな目標は、週や月目標ということになります。
中期目標ということになりますね。
これも、手帳などの月予定を記入する欄に書いておきます。
そして、週末や月末に目標の達成度を振り返るのですが、ここでポイントとなることがあります。
それは、できたできないの2択ではなく、達成度で振り返るということです。
私達はややもすると、できたできないの2択で判断してしまいがちですが、これはあまり良くありません。
できた時は良いのですが、できなかった時に「×」が付いてしまうと、どうしてもモチベーションが下がってしまうからです。
ですから、週や月などの中期目標の場合は、達成度で評価するのが好ましいと言えます。
達成度であれば、100%でなくても、80%もできたじゃないかとか、40%という結果は努力が足りなかったなとか、前向きに振り返ることができるからです。
そして、中期目標を達成したときには、ぜひ自分にご褒美をあげましょう。
「良く頑張ったね、私はすごい!」と声に出しながら。
もちろん、自分へのご褒美は、日々の小さな目標を達成したときでも構いません。
自分へご褒美をあげることは、自己肯定感を高めることに繋がりますし、楽しく明るい気持ちになりますし、次の目標に向けて頑張ろうというモチベーションも高めることにも繋がります。
いかがでしたでしょうか。
今回は、「夢は大きく、目標は小さく!」というテーマについて考えてみました。
新年のスタートである今だからこそ、自身が思い描く夢やビジョンについて、今一度考えてみませんか。
そして、思い描く夢に向かって、日々の小さな目標達成を目指して、取り組んでいきましょう。
「ちりも積もれば山となる」
「ローマは一日にして成らず」です。