幸福感を高める、お勧めの方法!

生活に役立つ心理学

幸福感を高める方法は人それぞれあると思いますが、今回は私自身の経験も踏まえて、効果が高いと思われるものに絞って考えてみたいと思います。

感謝の気持ちを伝えましょう。

感謝の気持ちを相手に伝えることで幸福感が高まることが、心理学的にも示されています。
感謝の気持ちを相手に伝えることで、感謝された方も嬉しい気持ちになりますよね。
それに、何より、感謝の気持ちを伝える行為そのものが、とてもポジティブで気持ちのよいものです。

普段の生活の中で、ちょっとしたことでも「ありがとう」と伝えていきましょう。
会社や学校などで実践することが大切なのは言うまでもありませんが、一番身近にいる家族にこそ、感謝の気持ちを伝えていきたいですね。

「ありがとう」と伝えることが習慣化して、自然とできるようになったとき、きっと私達は大きな幸福感に包まれるのではないでしょうか。

これだけでも十分ですが、その日にあった感謝したいことを3つ書く「感謝日記」のようなものを日々続けていくことで、さらに幸福感が高まっていきます。
とてもお勧めの方法ですので、ぜひ試していただければと思います。

すすんで会話をしましょう。

人とのつながりは、幸福感を高めるうえで、なくてはならないものです。
家族や友人と過ごす時間を大切にしましょう。

とくに一番身近にいる家族と過ごす時間は、大切にしたいですね。
些細なことであっても話題にして、会話をすることで、私達はつながりを感じることができます。

そのためにも、自分から話しかけることを習慣にしたいですね。
すすんで話しかけて、会話の花を咲かせましょう。
それが、私達に幸福感をもたらしてくれます。

フロー体験を増やしましょう。

「フロー」とは、夢中になって何かに没頭しているときの心理状態を言います。
フロー体験を増やしていくことで、私達は幸福感を高めていくことができます。

これも人それぞれだと思いますが、とくに、大好きなことや趣味に興じているときにフロー体験を感じやすいのではないでしょうか。

私の場合で言うと、クラシックギターを演奏しているときですね。
クラシックギターを演奏しているときは、フロー状態になることが多いですし、心が澄み切って晴れ晴れとした気持ちになります。
ネガティブな感情も、どこかに吹っ飛んでいきます。
まさに一石二鳥ですね。

フロー体験を増やしながら、確実に幸福感を高めていきたいですね。

マインドフルネスを実践しましょう。

マインドフルネスとは、「今この瞬間に集中する」ことです。
これまでも何度かブログで紹介していますが、これも幸福感を高めるうえで、なくてはならないものだと考えています。

過去のことを悔んだり、未来のことで不安を感じたりすることが多くなってしまうと、精神的に不安定になり、私達の心は疲れてしまいます。

反対に、今この瞬間に意識が集中できているときは、後悔や不安などの感情が湧いていくることはありません。
今この瞬間を、心ゆくまで楽しむことができるのです。

さきほど挙げた「フロー体験」にも通じますが、今していることに集中できているとき、私達の心は澄み渡り、幸福感に満たされます。

物事をポジティブに考えましょう。

好ましくないことが起こると、物事も悲観的に考えてしまい、ネガティブな思考に陥ってしまいがちになりますよね。
でも、これは、仕方のないことです。
悲観的に考えるからこそ、慎重に対処していくことができるのですから。

しかし、何か起こる度にネガティブ思考に陥ってしまうのは、幸福感を高めるという観点からすると、好ましいとは言えません。

そこで、お勧めの方法があります。
それは、体験した出来事の解釈を変えてみるということです。

・仕事でミスをしてしまった。→ 次は同じミスをしないための経験になったな。
・仕事のことで上司から厳しく指摘されてしまった。→自分に足りない部分を知ることができたよ。
・風邪をこじらせてしまって仕事を休んでしまった。→無理をしていたことに気付いたし、しっかりと休める時間もできた。
・仕事が多過ぎて大変だよ。→スキルアップの機会と考えよう。
・友達と口論になってしまって、嫌な気持ちだ。→お互いに本音を話せる関係ということだし、絆を深めるチャンスになったよ。
・楽しみにしていたピクニックが、雨で中止になっちゃった。→雨も大切だし、家でゆっくり過ごす時間ができたと考えよう。
・会社を辞めてしまった。→自分にもっと合う仕事を探す切っかけになった。
・料理が失敗してしまった。→意外と美味しいし、新しいレシピができたね。
・高速道路が渋滞していて、イライラするな。→好きな音楽や、会話を楽しむ時間ができたよ。
・友達との約束がドタキャンになってしまった。→ひとりの時間を有効に使えるチャンスだね。
・もう若くないな。→若い頃にはなかった知識や経験を積むことができているよ。
・旅行の計画がくるってしまった。→臨機応変に動くスキルが身につくね。
・試合で負けて悔しい。→悔しい気持ちを、次への努力につなげよう。
・職場に苦手な人がいるんだよね。→人間関係のスキルを磨く良い機会と考えよう。
・第一志望の会社に落ちてしまった。→思いもよらない道があるかもしれない。

このように一見、ネガティブと思える出来事も、見方を変えると、ポジティブな出来事に転換することができます。

幸福感を高めていくためにも、物事をできるだけポジティブに考える習慣を身に付けていきたいものですね。

小さな成功体験を積み重ねていきましょう。

目標を持ち、それを一つずつ達成していくことで、自己効力感が高まりますし、幸福感が高まっていきます。

ここでのポイントは、夢やビジョンは大きいほど良いと思いますが、目標はなるべく小さくした方が良いということです。

目標が大きいと、どうしても時間がかかってしまい、なかなか達成することができません。

そこで、目標を小分けにして、スモールステップで進めていくようにするのです。
仮に、大きな目標に1年要するとしたら、半年、3か月、1か月、1週間、1日という具合に、目標を小分けにしていきます。

このようにして、目標は最後は、1日で達成できるものにしていきます。
これを達成する方法としては、1日のスタートである朝に、その日の目標(ToDo)をいくつか立てます。
そして、それを意識しながら1日を過ごし、その日の終わりの寝る前に、目標(ToDo)を達成することができたか、振り返ります。
ここでは、小さな目標を達成できた自分の頑張りを認めて、褒めてあげましょう。
これが、幸福感へとつながります。

いかがでしたでしょうか。
今回は「幸福感を高める、お勧めの方法!」について考えてみました。

幸福感を高める方法は人それぞれですが、大切なことは、日々の生活の中で少しずつ幸福感を高めていくことです。

しかし、ただ待っているだけでは、幸福感を高めることはできません。
幸福感を高めるには、小さな努力の積み重ねが必要になります。

あと残り数日で、新しい年度がスタートしますね。
そして、新年度のスタートを切る今だからこそ、「幸福感を高める」ということに意識を傾けていきたいと考えて、今回のブログにまとめました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。